2004年 10月 29日
環境問題 |
そろそろ、inputから、outputへとベクトルを変えていこう。
これまで学んだツールを活かして、
現在の問題を考えていきたい。
ということで、まずは環境問題。
先日、ロシア議会で京都議定書への参加が承認された。
これにより、55カ国以上の批准、
先進国の総排出量の55%が成立し、
京都議定書が発効する。
日本は1990年基準で6%の排出削減を義務付けられるが、
現状では逆に90年に比べ7%排出が増加している。
すなわち、差し引き13%削減しなくてはならない。
それに対し、日本政府が行なおうとしている政策は、
他国の排出量をカネで買う「排出量取引」、
CO2発生源の企業に対する「環境税導入」だ。
個人的には、「排出量取引」については
結局環境破壊のたらい回しに過ぎないと考える。
将来的に、先進国が途上国に金と引き換えに
CO2排出を削減しないという道を残すことになる。
環境税に対しては、日本企業の工場の海外移転が進む恐れや、
結局消費者に負担が回るだけで効果は不透明だと考える。
ただし、CSR(企業の社会責任)がより問われる時代に、
環境対策に熱心な企業に大きなインセンティブとなる
可能性には期待したい。
その意味で、環境税導入とともに
環境投資への補助金や
環境対策に優れた企業への
公共投資の優先的受注も行なって欲しい。
環境問題は、グローバルな課題の代表例とも言える問題だ。
この問題は、国益という観点をできるだけ排する必要がある。
どっかの帝国主義の国のように、
国益を理由に離脱する事態は許されるべきではない。
環境と国内経済がゼロサム関係でないような方向に、
国連など国際機関が力を発揮できないものか。
たとえば、環境に熱心な国に対しては
関税関係で優遇するような…。
(実現できるのかといわれると自信がないが…)
環境のような大きな問題に対しては、
人間ひとりひとりの意識変革が
長期的視点で、根本から必要なことだ。
例えば、ごみの分別や省エネについてひとりひとりが
徹底した意識を持てば、それは大きな力となりうる。
理想主義的という批判があるかもしれない。
しかし、100年前には
ごみの分別や省エネという概念さえ
なかったではないか。
より資源・環境問題がクローズアップされてくれば
おのずとそういう意識を持たなくては
ならなくなるのは必然のことだ。
できれば、その時点が手遅れでないことを祈りたい。
そして、「まずかいから始めよ」ってことだ。
これまで学んだツールを活かして、
現在の問題を考えていきたい。
ということで、まずは環境問題。
先日、ロシア議会で京都議定書への参加が承認された。
これにより、55カ国以上の批准、
先進国の総排出量の55%が成立し、
京都議定書が発効する。
日本は1990年基準で6%の排出削減を義務付けられるが、
現状では逆に90年に比べ7%排出が増加している。
すなわち、差し引き13%削減しなくてはならない。
それに対し、日本政府が行なおうとしている政策は、
他国の排出量をカネで買う「排出量取引」、
CO2発生源の企業に対する「環境税導入」だ。
個人的には、「排出量取引」については
結局環境破壊のたらい回しに過ぎないと考える。
将来的に、先進国が途上国に金と引き換えに
CO2排出を削減しないという道を残すことになる。
環境税に対しては、日本企業の工場の海外移転が進む恐れや、
結局消費者に負担が回るだけで効果は不透明だと考える。
ただし、CSR(企業の社会責任)がより問われる時代に、
環境対策に熱心な企業に大きなインセンティブとなる
可能性には期待したい。
その意味で、環境税導入とともに
環境投資への補助金や
環境対策に優れた企業への
公共投資の優先的受注も行なって欲しい。
環境問題は、グローバルな課題の代表例とも言える問題だ。
この問題は、国益という観点をできるだけ排する必要がある。
どっかの帝国主義の国のように、
国益を理由に離脱する事態は許されるべきではない。
環境と国内経済がゼロサム関係でないような方向に、
国連など国際機関が力を発揮できないものか。
たとえば、環境に熱心な国に対しては
関税関係で優遇するような…。
(実現できるのかといわれると自信がないが…)
環境のような大きな問題に対しては、
人間ひとりひとりの意識変革が
長期的視点で、根本から必要なことだ。
例えば、ごみの分別や省エネについてひとりひとりが
徹底した意識を持てば、それは大きな力となりうる。
理想主義的という批判があるかもしれない。
しかし、100年前には
ごみの分別や省エネという概念さえ
なかったではないか。
より資源・環境問題がクローズアップされてくれば
おのずとそういう意識を持たなくては
ならなくなるのは必然のことだ。
できれば、その時点が手遅れでないことを祈りたい。
そして、「まずかいから始めよ」ってことだ。
by itsuky
| 2004-10-29 19:58
| 政治