2004年 09月 06日
政治行動の社会心理学 |
政治行動の社会心理学―社会に参加する人間のこころと行動
池田 謙一 高木 修 / 北大路書房
僕のゼミの先生も執筆しているこの本。
「大衆の政治への参加」を社会心理学から
アプローチしている。
(※は感想)
世論とは
・社会全体に関わる、公的な問題に冠する共有された意見。
・公共の問題について各個人が意見を持つためには、
その問題が争点として社会的に顕在化し、
関連する情報が提供されている必要がある
・公共性という世論の特性は世論に正統性を与える
・個々人が意見を持つ際に、
世間の人々がどう考えているかという
世論の認知が重要である
個々人の意見が世論としてフィードバックされる
だが、市民全員が社会問題に関心があるとはいえない
(民主主義のパラドックス)
※けっこうまとまってると思う。「情報提供」、「フィードバック」共に重要。
・市民の無関心、無知とメディア、ジャーナリズムの問題点(グレイバー)
・ジャーナリストによるフレーミング(議題化)が難しすぎる
・マスメディアの選挙記事は魅力に欠ける
・マスメディアの形式がユーザーフレンドリーではない
※ワイドショー化以外の「大衆化、レベル下げ」の方法はないものか…
・「合理的な有権者」の投票参加モデル(ライカー・オードシュック)
R=P×B-C+D
R=reward(投票参加)
P=probability(自分の一票の影響力)
B=benefit(候補者間の期待効用差)
C=cost(投票参加のコスト)
D=duty(表出的・消費的効用、義務感、満足感)
※日本の投票率低下(最近の安定)はどの要因が大きいのか?
池田 謙一 高木 修 / 北大路書房
僕のゼミの先生も執筆しているこの本。
「大衆の政治への参加」を社会心理学から
アプローチしている。
(※は感想)
世論とは
・社会全体に関わる、公的な問題に冠する共有された意見。
・公共の問題について各個人が意見を持つためには、
その問題が争点として社会的に顕在化し、
関連する情報が提供されている必要がある
・公共性という世論の特性は世論に正統性を与える
・個々人が意見を持つ際に、
世間の人々がどう考えているかという
世論の認知が重要である
個々人の意見が世論としてフィードバックされる
だが、市民全員が社会問題に関心があるとはいえない
(民主主義のパラドックス)
※けっこうまとまってると思う。「情報提供」、「フィードバック」共に重要。
・市民の無関心、無知とメディア、ジャーナリズムの問題点(グレイバー)
・ジャーナリストによるフレーミング(議題化)が難しすぎる
・マスメディアの選挙記事は魅力に欠ける
・マスメディアの形式がユーザーフレンドリーではない
※ワイドショー化以外の「大衆化、レベル下げ」の方法はないものか…
・「合理的な有権者」の投票参加モデル(ライカー・オードシュック)
R=P×B-C+D
R=reward(投票参加)
P=probability(自分の一票の影響力)
B=benefit(候補者間の期待効用差)
C=cost(投票参加のコスト)
D=duty(表出的・消費的効用、義務感、満足感)
※日本の投票率低下(最近の安定)はどの要因が大きいのか?
by itsuky
| 2004-09-06 04:49
| 政治