2004年 06月 26日
年金法案のウソ |
今回の参院選の最大の争点といえば年金問題でまちがいなかろう。
与党側は国民の70%が反対する年金法案を強行採決で通した。
この法案のどこが反対を招いているかといえば、
甘い、あるいはでたらめな予測(ex,出生率)が基盤となっており、
信頼できないシステムだからではないだろうか。
では、なぜこんな法案を作成し、そして強行採決したのか。
この裏には自民・公明の連立事情がある。
現行の年金システムでは持たないことは自明であり、
「給付を保障して保険料を上げる」か
「保険料を一定で抑えて給付を下げる」しかない。
自民党・厚生労働省は給付を下げて保険料を抑える案である。
弱者に対して厳しい政策であるが、それは自民党の元来の方向性である。
それに対して、公明党の売りは弱者に対して優しい政策である。
よって給付の保障を求めてきた。
この相容れない2つの方向性をまとめるにはどうしたらいいか。
その答えが今回の年金法案である。
すなわち数値をごまかして、両立するフィクションを作り出したのだ。
そしてすぐにこのシステムにはほころびが出てきた。
もはや与党幹部ですら
「こうしないと年金システムが崩壊するから仕方ない」
という言い訳を始めてしまった。
自公という方向性のことなった両党による連立政権の生み出した
妥協の産物がこの年金法案であり、このような事態は
憲法、教育基本法の問題で繰り返されることは目に見えている。
そしてこの妥協が決して国民本位のものでないことが
日本にとっての悲劇といえよう。
与党側は国民の70%が反対する年金法案を強行採決で通した。
この法案のどこが反対を招いているかといえば、
甘い、あるいはでたらめな予測(ex,出生率)が基盤となっており、
信頼できないシステムだからではないだろうか。
では、なぜこんな法案を作成し、そして強行採決したのか。
この裏には自民・公明の連立事情がある。
現行の年金システムでは持たないことは自明であり、
「給付を保障して保険料を上げる」か
「保険料を一定で抑えて給付を下げる」しかない。
自民党・厚生労働省は給付を下げて保険料を抑える案である。
弱者に対して厳しい政策であるが、それは自民党の元来の方向性である。
それに対して、公明党の売りは弱者に対して優しい政策である。
よって給付の保障を求めてきた。
この相容れない2つの方向性をまとめるにはどうしたらいいか。
その答えが今回の年金法案である。
すなわち数値をごまかして、両立するフィクションを作り出したのだ。
そしてすぐにこのシステムにはほころびが出てきた。
もはや与党幹部ですら
「こうしないと年金システムが崩壊するから仕方ない」
という言い訳を始めてしまった。
自公という方向性のことなった両党による連立政権の生み出した
妥協の産物がこの年金法案であり、このような事態は
憲法、教育基本法の問題で繰り返されることは目に見えている。
そしてこの妥協が決して国民本位のものでないことが
日本にとっての悲劇といえよう。
by itsuky
| 2004-06-26 05:13
| 政治