2004年 11月 11日
正夢/spitz |
正夢
スピッツ 草野正宗 亀田誠治 / ユニバーサルミュージック
久しぶりにシングルが出ました。
前作「スターゲイザー」から、約10ヶ月ぶり。
いつもどおりの、変わらない、いい曲です。
自分がspitz好きになってはや8年、
もう耳に染み付いてしまいました。
そろそろ好みが保守的になってきて、
彼ら以外の音楽を新たに探して聞こうとは
思わなくなってきました。
逆に彼らの音楽がなくなったら、
とても困ってしまいます(笑)
キャッチーなメロディ、草野正宗の澄んだ高音も
魅力ですが、やはりその歌詞の世界は
草野さんしか描けないものだと思います。
ずばり、その妄想癖なところ。
今回の「正夢」でも、サビの部分で
「どうか正夢 君と会えたら 何から話そう 笑ってほしい」
と会ってもいないのに、とらぬ狸をやってます(笑)
そしてそのあとに「笑ってほしい」と続きます
よく「愛してる」とか「おまえを守る」とか言うけれど、
相手への淡い期待しか抱けない、抱かないところ、
その「汚れていない感」が好きです。
でも挙句の果てに、締めが
「ずっと まともじゃないって わかってる」
って、確信犯かよ!とくるわけです。
かなうことのない妄想を描いているだけの世界が
恋愛にトキメキを求める女子や、
ダメな男orzの心をくすぐるんでしょう。
また、「君」という言葉の多用も特色です。
「ロビンソン」の
「誰もさわれないふたりだけの国 君の手を離さぬように」
に代表されるような、「君と僕」だけのふたりの狭い世界観が
やはり妄想癖の心をくすぐるのです。
女性は「君」を自分に当てはめて楽しむらしいのですが、
それはちょっとわかりません。
「チェリー」や「空も飛べるはず」のイメージで、
「清純派」と思われがちですが、
アルバムの曲では、けっこうエロいことを歌っていて
そのギャップがまたファンにはたまりません。
歌詞の中ではストレートに表さないので
他のもので何を描写しているか
考えるのも楽しみの一つです。
例えば
「君に会えた 夏蜘蛛になった
ねっころがって くるくるにからまってふざけた」
(「プール」@「名前をつけてやる」)
な~んて、すがすがしい曲調なのに、
描いてる内容はやはりエロい。
そんなところも含めて、歌詞の中での
「僕or俺」と自分をダブらせて心地よく聞けることが
聞いてて飽きない理由なんでしょうね。
調べてみると、ボーカルの草野さんと僕は
小学校が同じ福岡市でとなり同士だったり、
大学が同じ多摩で近くだったりします。
また、自分が邦楽に興味を持ち始めた
1995年ころに彼らが売れ出したことも
やはり運命のようなものを感じます。
10年前から今まで続いているバンドも
数えるほどしかありません。
とりあえず解散とかしなさそうなバンドですし
これからもすっと聞き続けていきたいと思います。
えっ、妄想だけじゃなくて
なんか行動しろよって?
私、どうせ妄想族ですから、切腹★
スピッツ 草野正宗 亀田誠治 / ユニバーサルミュージック
久しぶりにシングルが出ました。
前作「スターゲイザー」から、約10ヶ月ぶり。
いつもどおりの、変わらない、いい曲です。
自分がspitz好きになってはや8年、
もう耳に染み付いてしまいました。
そろそろ好みが保守的になってきて、
彼ら以外の音楽を新たに探して聞こうとは
思わなくなってきました。
逆に彼らの音楽がなくなったら、
とても困ってしまいます(笑)
キャッチーなメロディ、草野正宗の澄んだ高音も
魅力ですが、やはりその歌詞の世界は
草野さんしか描けないものだと思います。
ずばり、その妄想癖なところ。
今回の「正夢」でも、サビの部分で
「どうか正夢 君と会えたら 何から話そう 笑ってほしい」
と会ってもいないのに、とらぬ狸をやってます(笑)
そしてそのあとに「笑ってほしい」と続きます
よく「愛してる」とか「おまえを守る」とか言うけれど、
相手への淡い期待しか抱けない、抱かないところ、
その「汚れていない感」が好きです。
でも挙句の果てに、締めが
「ずっと まともじゃないって わかってる」
って、確信犯かよ!とくるわけです。
かなうことのない妄想を描いているだけの世界が
恋愛にトキメキを求める女子や、
ダメな男orzの心をくすぐるんでしょう。
また、「君」という言葉の多用も特色です。
「ロビンソン」の
「誰もさわれないふたりだけの国 君の手を離さぬように」
に代表されるような、「君と僕」だけのふたりの狭い世界観が
やはり妄想癖の心をくすぐるのです。
女性は「君」を自分に当てはめて楽しむらしいのですが、
それはちょっとわかりません。
「チェリー」や「空も飛べるはず」のイメージで、
「清純派」と思われがちですが、
アルバムの曲では、けっこうエロいことを歌っていて
そのギャップがまたファンにはたまりません。
歌詞の中ではストレートに表さないので
他のもので何を描写しているか
考えるのも楽しみの一つです。
例えば
「君に会えた 夏蜘蛛になった
ねっころがって くるくるにからまってふざけた」
(「プール」@「名前をつけてやる」)
な~んて、すがすがしい曲調なのに、
描いてる内容はやはりエロい。
そんなところも含めて、歌詞の中での
「僕or俺」と自分をダブらせて心地よく聞けることが
聞いてて飽きない理由なんでしょうね。
調べてみると、ボーカルの草野さんと僕は
小学校が同じ福岡市でとなり同士だったり、
大学が同じ多摩で近くだったりします。
また、自分が邦楽に興味を持ち始めた
1995年ころに彼らが売れ出したことも
やはり運命のようなものを感じます。
10年前から今まで続いているバンドも
数えるほどしかありません。
とりあえず解散とかしなさそうなバンドですし
これからもすっと聞き続けていきたいと思います。
えっ、妄想だけじゃなくて
なんか行動しろよって?
私、どうせ妄想族ですから、切腹★
by itsuky
| 2004-11-11 05:06
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